「逃げ道」を確保せよ

サラリーマンにとって、人事異動や昇進は喜ばしいことだ。

なかには左遷もあるだろうが、新しい環境は胸がときめく。

しかし、同時にこうした「大きな変化」は人によっては危機となることもある。

強すぎるプレッシャーを感じてしまうのだ。

 

「変化」に直面すれば、いろいろな症状が起きるのは当たり前のことなのだ。

ところが、「自分だけこんなひどい目にあっている」と思ってしまう。だから、つらい。

 

しかし、私は心理カウンセリングを通じて、同じような立場に立たされている人をたくさん知っている。

みんなひどい目にあわされているのだ。

だから、ある症状が出たとしても、「こんなのは普通のことだ」と開き直ってしまえばよい。

そして、「自分は人間だから、変化に適応する能力がある」と自分に言い聞かせるのである。